[レポート] 7/2(日) 風の森学び舎〜風と緑のフィールドづくり

今回の風森は、午前と午後で作業場所を変える(車で移動する)プランです。

午前中はふじのマレットゴルフ場。

参加者と管理人スタッフさん集合後、まずは西側斜面地の風の草刈りからスタートする予定でしたが、水脈と点穴作りへ変更しました。

先日の大雨時、管理人さんたちがコースに溢れる水の流れを見て「これはヤバい(この水の対策を先にどうにかしないと)」と思われたようです。

ちなみに、斜面地の草刈りは毎年8月に業者さんが実施されているとのこと。

フェンスが草で覆われていますが、これらも全て払ってくれるようです。

水脈に着手する前に、管理人さんから先日の大雨時の水の流れを教えていただきました。

白線のように流れ、斜面で浸透しきれなかった水がゴルフ場入り口の方へ溢れていたとのこと。

そこで管理人さんの見立てにより、水が溢れてくる道の境目にあたる部分に水脈と点穴を入れて、通気浸透の改善を試みることにしました。

掘っていくと「マット」が埋まっていました。これも詰まりを引き起こす原因のひとつ。

深めに掘った溝に枯れ竹を割って入れ、太めの青竹は節を抜いて筒状にしたものを入れました。

普段は柵で通行できないようになっていますが、トレイルランニング大会の際は多くのランナーが通り抜けていくので、安全のために埋め戻しています。

先ほどの場所から更に駐車場(西側)の方へ水脈を伸ばしました。

晴天で気温が高く、休憩を挟みながら作業を進め、予定時間で完了。

「とりあえずこれでどうなるか様子見だね」

と管理人さん。

次回以降の大雨でどうなるか、そのときに結果を伺いたいと思います。

昼食を挟んで、桜野地区の沢へ移動。

砂防壁の先にある沢の既存物除去を行いました。

砂防壁は1m弱の厚さがあり、間近で見ると重厚感がすごいです。

ガッチリと水を堰き止めているので、この画像の上部分に大きな溜まりができていました。

上流に向けて進んでいくと、水中に大きな人工物が。

原型留めていませんでしたが、ボートかゴーカートのように見えました。

これが川の流れを止めていて、周辺は細かい砂地の状態です。

このようになっているのはこの部分だけ。

2人がかりで底から引き上げたところ、スッと水が通るようになりました。

目的地まで手入れを行い、沢の手入れは終了。

最後は、地元の人たちの通学路や通り道になっていながら、斜面がオーバーハングしているところに点穴と土留めを施してみました。

少しでも通気浸透が改善すればよいですし、この道を日頃利用している人たちにこの処置が目に留まり、自分たちの住む場所を手入れしていくことの必要性に意識を向けていただけることを期待したいです。

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