[レポート] 6月11日(土) 風の森学び舎〜風と水の流れる森づくり

今回の『風の森の学び舎』は、これまでの講座で学んだことを参加者それぞれが実践して、体験と理解を深める時間でした。

自分たちで現場を見て、五感を使って作業をして、その場の反応から得た気付きをみんなで共有しながら学び合う1日となりました。

目次

駐車場の水たまり解消

国道20号沿いにある施主さんの駐車場が毎回集合場所となっています。

前日まで一定量の雨が降っていたこともあり、駐車場には大きな水溜りができていました。

人の通り道を塞ぐような大きさなので、このままにしておくのは心地悪く…

5月の講座で水脈作りを行っていたため、それの復習と、自分たちで考えて水の通り道を作り、水の流れや場の変化を体験する機会にもできると思い、最初にこの水たまりの改善からスタートしました。

水の通り道っぽいところを移植ゴテで掘りながら、水が流れてくる様子を見ながら駐車場の端へと水の通り道を作っていきます。

参加者同士で話し合いながら、試行錯誤を繰り返し…時間の経過を忘れて作業に没頭。

結局1時間半ほど作業をしてみましたが、水たまりは半分以下まで小さくすることができました。

その後や山に入っての作業へ。

一通りの作業をして15時前に駐車場へ戻ってきたときには、水たまりはほぼ解消。

一部分だけ抜けずに残っていましたが、水の通り道を作るだけで自然と水が抜けていく過程を体験できました。

水が抜けた部分は周囲と比べて低くなっているので、駐車場にあったカヤや草に落ち葉を混ぜ込んだものを敷いて高低差を緩和してみました。

今後、雨が降ったときにこの場がどうなるのか?変化を見ていきたいと思います。

広場と人の通り道の整備

山に入って最初に行ったのは、広場周辺の『風の草刈り』。

沢と広場のあいだ、草が生い茂っていた部分を手入れしました。

ランチ休憩後は、山の入り口から広場まで、人の通り道と斜面の境界線に点穴を。

入り口付近は斜面の土が流れ落ちているところが多々あり、斜面には既に土留めが作られていたのですが、それを補完することができれば良いなと思いながら作業しました。

移植ゴテと手作業でできる点穴が、この場にどういう効果を及ぼすのか?

これからの変化が楽しみな場所がまたひとつ増えました。

溜池跡も見てきました

広場から沢の上流へ向け、「昔の人が作った暗渠や溜池が見たい!」との声が上がったので、みんなで見に行ってきました。

草に覆われた場所をかきわけながら現地へ。

整備を続けていき、沢を開きながら、いつかここに到達して溜池が復活した姿を想像するとモチベーションが湧いてきます。

今回も時間の経過があっという間な1日でした。

次回は7月11日(日)、講座形式での開催となります。

ご興味をお持ちの方はお気軽にご参加ください。

>>7月11日(日) 風の森学び舎〜風と水の流れる森づくりの詳細はこちら

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