3月末に田んぼに水入れを行って以降、6月初旬の田植えに向けて、代掻きを定期的に行っています。
[レポート]3/30(土)風の森学び舎〜大地の再生講座
小渕の山での活動、3年目を迎えました。 現場の山から国道とJRを渡って下ったところにある、山主さんの田んぼを一枚お借りして、田んぼ作りも行うことにしました。 田ん…
ここまで、4/22(月)、27(土)の2回実施。
4/29(祝)も代掻きを行い、その後に芽出しをした種籾を苗床に蒔く作業を行いました。
この『芽出し作業(ふやかし)』ですが、今回の苗床へ種籾を蒔くにあたり、1週間前(4/21頃)から準備をしています。
良い苗にするため、事前に水に漬けて芽を出しておく必要があるとのこと。
芽出しのポイントは、
- 種籾から1ミリ程度の芽出しに抑えること
- 芽が1センチくらいの長さになると、芽が倒れて水の中に浸かってしまい、苗として育たないので注意
作業手順は、
- ボウルやペットボトルなど、水を入れて種籾をつける(種籾が浸かればよいので、大きさや形、深さは関係なし)
- かき混ぜて、浮いてきたものは除ける(中身が空のため)
- 昼間は陽の当たるところ置き、夕~夜は屋内や軒下に仕舞う
- 水温を調節し、1週間かけて1ミリ程度の芽出しに抑える
- 水温が上がると目の出るスピードも早まるので、毎日種籾の状態を見て、芽出しが早く進んでいきそうだったら水を変えて冷やす。
となります。
このようにして芽出しをした種籾を、4/29(祝)に苗床に蒔きました。
事前に代掻きをして、場が落ち着いたところで蒔き、鳥に食べられないよう防虫ネットを貼って終了です。
この苗床で育てた苗を田んぼに植える「田植え」は、6/1,2あたりを予定しています。
それに向けて…5月も引き続き代掻きを行っていきます(5/18、5/28を予定、気温が高くなっているので朝8時から実施予定)。
5/18(土)、ご興味あれば代掻き体験にご参加ください。
5/18(土) 風の森学び舎〜田んぼの代掻きやってみよう
6月初旬の田植えに向け、苗を植えられるように田んぼの代掻き作業を4月からコツコツと進めています。 5月中にも代掻きが必要なため、5/18(土)に行います。 長年田んぼ作…
この後の作業予定としては、
- 田植え前日(5/31予定)
防鳥ネット外し(正太郎さん) - 田植え当日(6/1予定)
直前の代掻き(約5時間)※スムーズな田植えのために必要なもの
苗取り
午後(代掻きした場が落ち着いた頃)に田植え - 田植え翌日
残りの作業があれば実施
防鳥ネット掛け(カルガモが田んぼに入って、田植え直後の苗を踏み荒らしてしまうため)
このような流れで進んでいきます。
6月の田植えイベントも、ご都合つけてご参加いただければと思います。
代掻き、芽出し作業の傍らで、田んぼに流入する沢の手入れも行いました。
この沢は、昨年(2023年)11月に大規模に整備していたので、今回は軽い手入れで済みました。
[レポート]11/19(日) 風の森学び舎〜風と水の流れる森づくり
小渕の山で開催している風森作業DAY、11/19(日)は山には入らず。 下流域にある棚田に水を送り込む沢の整備を行いました。 こちらの沢は斜面がキツく、沢と陸地に数メー…
こちらは、堆積物が溜まって水の流れを留めてしまっていました。
貢ぐわを使って堆積物を取り除き、水が強く流れてしまうところには石を置いて流れを調整しました。
より良い水が田んぼに入りますように。