[レポート]3/16(土) 風の森学び舎〜竹林整備と春のたけのこ掘り

佐野川(相模原市緑区)にて、前回の現場で引き続き竹林の間伐、竹炭づくり、イノシシ対策の柵づくりを行いました。

今回も相当量の竹が出る予定なので、竹を焼くための穴を掘ります。

前回より長さを2倍にした大きめの穴を掘ることにしました
前回より長さを2倍にした大きめの穴を掘ることにしました

今回はしばらく晴れの日が続いていたこともあり、火付けもよく、どんどん投入していきました。

周囲に太めの伐採枝が廃棄されていたので、ほどよい長さに分けて竹を焼いている火に投入。

竹の上に置いて焼き杭にしていきました
竹の上に置いて焼き杭にしていきました

表面を焼いて『焼き杭』にしました。

現場から沢へ下る斜面には、これまで間伐した枝が投げ捨ててあり風通しが悪く水も滞っていそうに見えたので、水脈を掘り、この資材として使うことにしました。

水脈を掘り、焼きたての炭、廃棄されていた枝木、間伐した竹と笹を入れていきました
水脈を掘り、焼きたての炭、廃棄されていた枝木、間伐した竹と笹を入れていきました

先ほど作った焼き杭は、土留めに利用。

土中への水と空気が浸透するきっかけとなりますように。

午後からは竹林の整備へ。

沢に溜まった竹を整理
沢に溜まった竹を整理

これまでの雨や雪で倒れて斜面全体に散らばっている竹を整理し、竹の根元に引っ掛けて土留めに。

間伐した竹の土留め
間伐した竹の土留め

根回りには移植ゴテで点穴をあけ、この竹を焼いて作った竹炭を入れていきました。

斜面の一番下に竹で柵を作ります
斜面の一番下に竹で柵を作ります

間伐した竹はその長さを活かし、竹林の外周を覆う柵づくりに利用。

番線を用いて柵を作っていきました。

柵の作り方を地元の方がレクチャー
柵の作り方を地元の方がレクチャー

イノシシが入れない高さで設置するのがポイントとのこと。

柵が完成
柵が完成

予想以上に間伐する竹の量があり、15時までに柵作りまで終えることができませんでした。

既存物もまだまだ残っており、長い間放置した場所の整備の大変さを実感。

4月の作業で完了できるようしたいです。

作業後に地元の人と参加者さんみんなで歓談中
作業後に地元の人と参加者さんみんなで歓談中

未完了ではありますが、作業開始前よりはだいぶ竹の間伐は進み、竹林の向こう側が見通せるくらいになりました。

この場が1年後にどのように改善されるのか、経過を追っていきます。

竹炭は今回も大量にできました。

熱を取ってからガラ袋へ詰めていきます
熱を取ってからガラ袋へ詰めていきます

今後、小渕の山やマレットゴルフ場など、風森の現場で利用していく上で十分な量が作れたと思います。

昼食はチャーハンと中華スープを地元のボランティアの方が用意してくれました。

お皿と箸は間伐した竹で作成。

採れたての竹を割いて、竹のプレートを作ります
採れたての竹を割いて、竹のプレートを作ります

それぞれが好きな大きさにカットし、好きな量を乗せて美味しくいただきました。

竹のプレートと箸で食べるチャーハン
竹のプレートと箸で食べるチャーハン

今回も怪我や事故なく作業を終えることができました。

参加者と地元の方の交流が生まれ、翌日この付近で行う椎茸づくりに参加することになった方が数名いらっしゃいました。

肝心のたけのこは、まだ時期が早かったようで、採れたのは小さな1本のみ。

今回の作業により、人とイノシシの境界が敷かれ、4月の収穫につながれば良いです。

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