[レポート] 12/10(日) 風の森学び舎〜風と緑のフィールドづくり

ふじのマレットゴルフ場(神奈川県相模原市緑区吉野1010-1)、2023年最後の作業DAYでした。

今回は午前中にゴルフ場の整備、午後は場所を移動して竹炭作りのメニューです。

なお、この竹炭の原料となる竹は、ゴルフ場の竹林間伐で採ったものと、近隣の沢整備にて採ったものになります。

これを竹炭に変え、ゴルフ場の環境整備に用いることで資材の循環スキームが仕上がります。

午前中の作業場所は、コース西側の斜面地。

斜面上から見た図(矢印の方向に雨水が集まって川のようになる)
斜面上から見た図(矢印の方向に雨水が集まって川のようになります)

一番西側にあるコースに向けて雨水が集められ、少しの雨でもコースが川のようになってしまうことを解消するため、斜面に無数のグリグリ(カナデコやロングマイナスドライバーで地面に細長く深い穴を開けて炭を入れる)を入れることにしました。

斜面にグリグリ
斜面にグリグリ

コースの斜面変換線ごとに水脈を入れていくのが効果的ですが、プレーヤーの方々が気づかずに転倒→怪我のリスクがあるために行えず。

点穴にしても、コースの草刈機が引っかかるため、できず。

水を縦に浸透させていく処置をなんとかできないかと考えた結果、一旦このグリグリをやってみることにしました。

1.5時間ほどの作業で、雨の入り口から斜面の中腹までグリグリを入れることができました。

この範囲にグリグリ入れました
この範囲にグリグリ入れました

あと2回ほど作業できれば、斜面全体にグリグリを施すことができそうです。

炭がなくなり予定より早く終わったため、30分ほどかけて駐車場フェンスにかかった藪払いを行なっておきました。

カヤ類は足で踏んで折れるところで折りました
カヤ類は足で踏んで折れるところで折りました

昼食を挟んで竹炭作り。

マレットゴルフ場から車で5分ほどのところにある『下川橋』周辺、以前の沢整備で出た竹を沢から炭焼き場所まで運び出す作業から。

沢から枯れ竹を運び出します
沢から枯れ竹を運び出します

軽トラック約3台分の量になりました。

沢に溜まっていた枯れ竹、すべて運び出すことができました。

以前(10年以上前)の沢のかたちが見えてきました
以前(10年以上前)の沢のかたちが見えてきました

夏の整備後に倒れてきた竹がいくつかあるので、ここは来春までに整備できればよいです。

ちなみに下川橋では、今年の夏にオーバーハングした斜面に焼き杭を用いた土留めと、移植ゴテで点穴をいくつも開けておきました。

その周辺に草が生えてきたことと、新しい木が生え始めてました。

土留めの周辺に緑が出始めました
土留めの周辺に緑が出始めました

地域の人たちが草刈りで根こそぎ刈り取らないよう、事前に協力を呼びかけるなどしていきたいところです。

炭焼き場へ移動し、ドラム缶で炭焼きを実施。(炭焼き中の写真を撮り忘れました)

軽トラから竹を降ろし、この竹を焼いていきました
軽トラから竹を降ろし、この竹を焼いていきました

ドラム缶いっぱいに焼けたところを見計らい、水をかけて火を消し、熱を冷まします。

焼き始めから火消し、冷まして袋詰めまで約2時間。

出来上がった竹炭
出来上がった竹炭

沢から運び出した枯れ竹のうち半分を使って、この量の竹炭になりました。

残り半分は来年の3月までにもう1度、竹炭作りワークショップのような形式で開催できればと思います。

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