[レポート] 6/18(日) 風の森学び舎〜風と水の流れる森づくり

今回(2023年6月18日)の作業DAYも沢の整備を中心に行いました。

6月初旬(2023年6月3日)、藤野地区で連続雨量200mmを超える大雨があったため、増水した沢の水によって当時作った石のブロックや水の道が、自然の力でどれくらい自然な状態に慣らされたのかを観察。

下流に流されていた小石が目についた程度で、全体的にはいい感じになったように感じました。

蚊も見当たらず、斜面には新しく草が生えているところもあり。

上流に向かって歩きながら、堆積物の詰まった部分を取り除き、側面には移植ゴテで点穴を開け、竹炭を入れていきました。

沢の出口はU字側溝が組まれており、沢の大きさより遥かに入り口が小さいため、大雨の度に溢れてしまいます。

この側溝を壊すことができないため、側溝に入るまでに水の勢いをできるだけ落とすことを考えてみました。

以前の沢整備で溜めておいた竹を石と有機物で固定。

増水時の推移を想定した位置に置いてみました。

これでちゃんと機能してくれるのでしょうか?

今後、大雨が来たあとに状態を観察してみたいと思います。

休憩を挟んで、もうひとつの沢の整備に着手。

2023年3月の大地の再生講座で枯れ竹を取り出しましたが、それ以降手を入れていなかったので入り口が草で覆われています。

周辺の草を払い、沢の中へ。

笹の葉や杉の枝、土砂で沢が詰まっていたので、それらを取り除きながら水の通り道を作っていきました。

攫った堆積物は、斜面に設けた土留めに混ぜ込み。

ここの枯れ竹から作った竹炭も入れました。

作業後は上流から冷たい風が通り抜けるようになり、臭いも軽くなった感じです。

作業後の入り口がこちら↑

だいぶスッキリしました。

最後に、この沢の整備で切り出した枝木と枯れ竹、石を使って、U字側溝から溢れた水が地面を削らないように「止め」を作ってみました。

完全に止めることはできませんが、今までよりは流れる量を抑えられるので、大量に土を削っていくことがなくなれば良いです。

いずれNEXCOさんが施工すると思いますので、それまでの間の回避措置として機能してくれることを祈ります。

次回、小渕の山での作業DAYは7月下旬予定です。

なお、2023年7月15日(土)は新たに佐野川地区で大地の再生講座をスタートします。

地区全体の里山環境を人の手入れで維持、改善していく、数年がかりのプロジェクトとなります。

詳細が決まり次第、WEBサイトやSNSでお知らせしますので、ご都合つけばぜひご参加ください。

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