秋晴れの中、今年4回目(2022年3月から開始)となる講座形式の『風と水の流れる森づくり』を行いました。
6ヶ月で感じられた変化
この現場で作業を始めて6ヶ月が経ちましたが、当時の問題であった「広場全体のぬかるみ」はだいぶ改善したように思えます。
2022年5月の様子。雨が降った翌日で広場全体に水たまり。歩くとくるぶしまで埋まってしまうくらいでした。
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今回作業時(2022年9月)の、ほぼ同じ場所。全体的に下草が生い茂り、前日まで雨が降っていましたがほぼぬかるみがない状態で歩けるようになっています。
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見た目の印象もだいぶ柔らかくなったように感じます。
こちら↓は2022年3月のもの。全体的に鬱蒼とした感じがあります。
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今回(2022年9月)作業時の状態がこちら↓です。明るい雰囲気になりました。
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この活動は「女性は子どもでもできる」ことをコンセプトにしており、実際にご家族(お子さま連れ)、女性の参加者が半数を占めます。
毎回行う作業は、草刈りや水脈作りなど、小さな力で小さな範囲をコツコツと進めていくかたちです。
重機など大きな力を用いて短時間で一気に場を変える施工を行わなくても、着実に環境が良い方向へ変化していることを実感しています。
風の草刈り
予定通り9時に開始。
まずはいつも通り『座学』からスタート。
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水と空気の循環の視点から、今私たちが住んでいる環境で起きていること、どんな対応が必要かを学びます。
※当講座で行っている座学の内容を、11/30(水)19時から対面&オンライン形式の講演・対話会として開催予定です。詳細が決まり次第お知らせします。
山に入ってからは、風の草刈り。
沢から平地へ風が流れるように、沢のところはしっかりと刈る。
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平地は範囲が広大なので、全部刈ろうとせず、風の入り口から出口まで、風の通り道を開いていく感じで刈っていきます。
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今回は平地から段を上がったところへ作業範囲を広げたので、各場所に接する沢まわりの草を整えました。
こちらが草刈り前
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こちらが草刈り後
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上の段から眺めたところ。陽の光と流れる風がとても心地よかったです。
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水脈と点穴
沢の上流へ登ったところに溜池跡があり、来年春までにそこまで開いていくことをゴールとしています。
今回、その溜池へと向かうため、石垣で組まれた田んぼ跡の整備に着手しました。
風の草刈りを入れて人が移動できるようにし、東西に流れる沢をつなぐための水脈と、点穴を掘ります。
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水気が多く、重たい泥を掬っていく感じですが、子どももシャベルを使って一生懸命掻き出してくれました。
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女性陣もスコップで水脈掘り。
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男性陣は最も労力のかかる部分を担当。
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木の根で塞がれていた沢への通り道を開通させることができました。
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作業後の様子。ここが数ヶ月後にどういう風になるのか、楽しみです。
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こびとの土留め
最後は山の斜面の泥流れを抑えるための土留め作り。
ひとの肩幅サイズで『こびとの土留め』を作りました。
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大小、太枝細枝を絡めながら編み込むように組んでいきます。
30分ほどで仕上がりました。
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本日の講座は15時で終了。撤収作業を行って16時に解散しました。
次回、10/16(日)は作業DAY、11/12(土)が講座です。
皆さまのご参加をお待ちしています。